このワインは、例年醸造している「FUKUIHARA rosē」より、自社畠の赤品種の比率を高めたクレレです(より赤ワインに近い色のロゼワイン)。ワインの仕上がりを考え、複数年のキュヴェを合わせています(M.V.は、マルチ・ヴィンテージの略。2022年と2023年のヴィンテージのキュヴェが合わさっているワインです)。
ワイナリーがある福井原に、私たちと同じタイミングで畠を開いた若き栽培家、𠮷澤氏の契約栽培シャルドネと、自社農園のマスカット・ベーリーA、ツヴァイゲルトレーベとピノ・ノワールほかを使用、それぞれのワインを仕上げ、アッサンブラージュし瓶詰しました。
※自社葡萄(赤品種および有機栽培ぶどう)の割合は約30%
2023年は7月~9月までの記録的な酷暑とほとんど雨が降らなかった影響もあり、自社のマスカット・ベーリーAやツヴァイゲルトレーベは過去にないほど、熟した状態で収穫をすることができました。また、シャルドネもよい天候の中で収穫し、糖と酸のバランスがとれたワインとなりました。それに、2022年産の凝縮したキュヴェを加えアッサンブラージュしました。2023年の熟した赤ぶどうの影響もあり、色も濃く、熟した果実のニュアンスもあり、このワインの全体を引き締めています。
香りのTOPには熟したイチゴ、カシス、アセロラ、さくらんぼ、すみれや綿あめなどの香りに、厚めの果実味があります。白品種の特徴もベースにあり、グレープフルーツ、かりん、白桃としっかりしたミネラルのニュアンスを感じて頂けます。少しのタンニンがアフターに感じられます。瓶詰からリリースまで、時間があまり経過していないため瓶詰の影響を受けていますが、時間の経過と共にまとまると、軽快ではありますが赤品種の凝縮した果実感とエレガントさを感じるワインになると予想しています。
食前酒から食中酒として、また繊細な食事から和食やエスニック系の料理などさまざまな食事と気軽に合わせて頂けます。仕上がりや流通を考慮し、瓶詰時に亜硫酸を極少量使用しております。
製品詳細
- Release Year:[2024.09]
- Type:[ロゼ]
- Grapes:[シャルドネ、マスカット・ベーリーA、、ツヴァイゲルトレーベ、ピノ・ノワールほか]
- Series:[FUKUIHARA clairet]
- Lot: [2,780]
- Price:オープン価格
- Alc%:11%
- 750ml