ヴィンヤードを開園から5年の節目となる2022年に、新たな気持ちを込めて、2016年のワインをモチーフにした、複数の区画のぶどうを使用して醸造したのがこのワインです。
「Hikaru Farm」の畠は、それぞれの区画で、斜面の方角、標高、土壌などを考慮し、また、ワインの出口を考えながら区画ごとにぶどうを植栽しています(ブルゴーニュをモチーフにした区画、ドイツ系を中心とした区画、日本のぶどうを中心とした区画などなど)。畠では、ぶどうや野生酵母への影響を考慮して化学農薬、化学肥料や除草剤は使用せず、また病気に弱いシャルドネ中心区画以外は、雨よけ(傘)も使用せずぶどうを栽培しております。
従来は、区画ごとに仕込みを行いますが、この「Hikaru Farm blanc」は区画の特性を重んじるつくりではなく、自社農園のある福井原の「環境を醸すワイン」と考えています。
品種構成は、シャルドネ、ピノ・グリ、リースリング、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ゲヴュルツトラミナール、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、シラーなどで(それぞれ複数のクローンを植栽)、区画ごとに一斉に収穫し、スキンコンタクトを行ったのちにプレス~228ℓの小樽に移し、自然発酵(約1か月)~自然乳酸発酵~熟成を同じ樽で完結させています(樽熟成は約10カ月)。それらを瓶詰前に合わせたワインです。
2022年は、収穫前の天候が安定せず日照不足もあり、少しの若さや硬いニュアンスもありますが、今後の瓶熟成を経て成長してゆくと考えています。瓶詰の影響もあり(酸化)、直近は、香りが閉じこもっていますが、2025年ごろから香りが開き、まとまってくると予想しています。
温州みかん、ゆず、オレンジマーマレード、洋ナシ、杏子、かりん、ジャスミン、ショウガ、ハチミツ、ヘーゼルナッツ、キャラメル、ドライフルーツなど様々な香りに、ミネラルや塩味を感じさせるワインとなっています。
製品詳細
- Release Year:[2023.12]
- Type:[白]
- Grapes:[シャルドネ、ピノ・グリ、リースリング、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ゲヴュルツトラミナール、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、シラー]
- Series:[Hikaru Farm blanc]
- Lot: [1200]
- Price:¥3,300(税抜参考価格)
- Alc%:12%
- 750ml
*福井原自社農園ぶどう100%